ディスプレイオーディオテレビキットとは?結論からお伝えします
ディスプレイオーディオテレビキットとは、純正のディスプレイオーディオにテレビ視聴機能や映像入力機能を追加するための後付けキットのことです。大きく分けると、テレビチューナーを追加して地デジ・フルセグを見られるようにする「テレビキット」と、HDMI入力端子を増設してFire TV Stickなどの映像機器をつなぐ「HDMI映像入力キット」の2タイプがあります。走行中にテレビを視聴するには、ディスプレイオーディオ専用の市販テレビナビキットを使用するのが一般的です。ただし、走行中の映像視聴は同乗者向けの機能であり、運転者が画面を注視することは法令で禁止されています。この記事では、ディスプレイオーディオテレビキットの種類・おすすめの選び方・比較ポイント・注意点を、初めての方にもわかりやすく整理します。
ディスプレイオーディオテレビキットの基本知識
最近の車はナビレスでディスプレイオーディオが標準装備というケースが増えました。しかし、ディスプレイオーディオは名前のとおり「オーディオとスマホ連携」が中心で、テレビチューナーが内蔵されていないモデルがほとんどです。そこで必要になるのがディスプレイオーディオテレビキットです。
キットを使うと、純正モニターに地デジやフルセグの映像を映したり、Amazon Fire TV Stickのようなストリーミングデバイスを接続したりできます。ただし、すべての車種・年式に取り付けられるわけではなく、適合表で確認が必要です。また、キットの種類によって取り付け方法や操作感が大きく異なります。
ディスプレイオーディオテレビキットの種類と特徴
ひと口にテレビキットといっても、いくつかのタイプがあります。ここでは代表的な分類を見ていきましょう。
切替タイプ・オートタイプ
小型の汎用スイッチを車内に貼り付けて、テレビ視聴のON/OFFを切り替えるタイプです。車両側の形状に左右されにくく、設置場所を選びやすいのが特徴です。オートタイプはナビ操作時のみスイッチ操作が必要になるなど、操作の手間が少し異なります。
ビルトインタイプ
純正風のスイッチを内装パネルにはめ込んで取り付けるタイプです。見た目がすっきりして純正感が高く、操作もスマートです。ただし、取り付けには内装パネルの加工が必要な場合があり、車種ごとの適合確認が欠かせません。
スマートタイプ
純正ステアリングスイッチの操作でテレビキットのON/OFFを切り替えるタイプです。手元で操作できるため、運転中の操作負担を減らしたい方に向いています。対応車種が限られる点には注意しましょう。
コーディングタイプ
車内の分解や配線作業が不要なコーディングタイプのTV-KITもあります。専用のコーディング作業で機能を有効化するため、配線が苦手な方や工賃を抑えたい方に選ばれています。ただし、対応車種や年式が限定されることが多いです。
HDMI映像入力キット
テレビチューナーを追加するのではなく、HDMI入力端子を増設するキットです。純正モニターにHDMIでスマホやFire TV Stickなどの映像を入力できます。車種専用のHDMI/USB増設キットで、アクセサリーソケット取付穴を利用して取り付ける製品もあります。キットを取り付けることでHDMI入力が可能になり、iPhoneやiPadのミラーリング、動画配信サービスなどが楽しめます。ただし、ミラーリングに必要な製品は別途用意する必要があります。
ディスプレイオーディオテレビキットの選び方・比較ポイント
選ぶときは、次のポイントを順番に確認していきましょう。
1. 自分の車種・年式に適合するか
最優先で確認したいのが適合情報です。テレビキットは車種や年式、純正ディスプレイオーディオの型番によって対応が変わります。メーカー公式の適合表で、車種名・型式・年式・純正装備を照らし合わせてください。適合表では「ナビ操作」や「地図動作」の可否、取付位置、再生機能の有無なども確認できます。
2. テレビを見たいのか、HDMI機器をつなぎたいのか
地デジやフルセグを視聴したいならテレビキット、Fire TV StickやNintendo Switchなどの映像を映したいならHDMI映像入力キットが向いています。両方を求める場合は、それぞれのキットを組み合わせるか、対応製品を選ぶ必要があります。
3. 取り付け方法と操作感
切替タイプはスイッチを貼り付けるだけの手軽さ、ビルトインタイプは純正風で見た目が良い、スマートタイプはステアリング操作で便利、コーディングタイプは配線不要といった特徴があります。取り付けの難易度や工賃も比較材料になります。
4. 価格と保証
製品価格はおおよそ2万円前後が中心ですが、取り付け工賃や別途必要なケーブル類も含めて予算を考えましょう。安さだけで選ぶと、後から不具合や操作性の面で後悔することもあります。販売店の保証やサポート体制も比較してください。
おすすめのディスプレイオーディオテレビキット比較
ここでは、調査で確認できた代表的な製品を比較します。いずれも取り付け前に適合確認が必須です。
データシステム TV-KITシリーズ
切替タイプ・オートタイプ・ビルトインタイプ・スマートタイプなど、豊富なラインナップが特徴です。純正風スイッチやステアリング連動など、車種や好みに合わせて選べます。テレビとナビをより快適に使いたい方に向いています。
ビートソニック HDK03
トヨタの純正ディスプレイオーディオ用HDMI映像入力キットです。ハリアーやRAV4などにHDMI入力ができ、入力位置はアクセサリーソケット取付穴を活用します。USB電源ユニットが付属しているため、スマホに給電しながらのミラーリングやAmazon Fire TV Stickへの給電が可能です。カローラやカローラ クロス、カローラ スポーツ、カローラ ツーリングなどに対応し、ディスプレイオーディオPlus(10.5インチ)やディスプレイオーディオ(8インチ)に適合します。希望小売価格は18,150円(税込)です。
オットキャスト AI-BOXなど
ディスプレイオーディオで走行中に地上波テレビやTVerを見る方法として、オットキャスト AI-BOXやHDMI接続を活用する選択肢もあります。テレビキットとは仕組みが異なるため、自分の視聴スタイルに合う方を選びましょう。
ディスプレイオーディオテレビキットのメリット・デメリット
導入前に、メリットとデメリットを整理しておきましょう。
メリット
- 純正ディスプレイオーディオのままテレビやHDMI機器を追加できる
- 社外ナビに交換するより費用を抑えられる場合がある
- 車内の見た目を大きく変えずに機能を拡張できる
- 同乗者が移動中にテレビや動画を楽しめる
デメリット
- 車種・年式・純正装備によって適合が限られる
- 取り付けに内装の分解や加工が必要な場合がある
- キットによっては操作スイッチが増えて煩わしく感じる
- 走行中の運転者による視聴は法律で禁止されている
ディスプレイオーディオテレビキットの注意点
快適に使うために、次の点に注意してください。
- 走行中にテレビを視聴するのは同乗者に限られ、運転者が画面を注視することは道路交通法などで禁止されています。
- 製品の適合表は最新情報を確認し、年式やグレードの違いによる誤適合を防ぎましょう。
- 取り付けは専門知識が必要です。不安な場合は取付店に依頼するのが安心です。
- キット装着後、イグニッションキーの位置がACCのときに車両システムによってテレビが映らない場合があります。
- 保証やサポートの条件は製品ごとに異なるため、購入前に確認しましょう。
よくある質問
ディスプレイオーディオでテレビは見られますか?
テレビチューナー内蔵のディスプレイオーディオであれば見られますが、チューナーがない場合はテレビキットやHDMI入力キットを追加する必要があります。フルセグや地デジを見る条件は車種や製品によって異なります。
走行中にテレビを見るにはどうすればいいですか?
ディスプレイオーディオ専用の市販テレビナビキットを使用する方法が一般的です。ただし、運転者が視聴することは法令違反となるため、必ず同乗者向けの機能として使いましょう。
テレビキットとHDMIキットはどちらがおすすめですか?
地デジ・フルセグを楽しみたいならテレビキット、Fire TV Stickやゲーム機などをつなぎたいならHDMIキットがおすすめです。両方の機能が欲しい場合は、対応する組み合わせを選びましょう。
まとめ:ディスプレイオーディオテレビキットは適合確認から始めよう
ディスプレイオーディオテレビキットは、純正ディスプレイオーディオにテレビ視聴やHDMI入力を追加できる便利な後付けパーツです。選ぶ際は、自分の車種・年式・純正装備に適合するかを最優先で確認し、テレビタイプかHDMIタイプか、取り付け方法や操作感、価格を比較して決めましょう。走行中の運転者による視聴は禁止されているため、同乗者向けの機能として正しく使い、安全運転を心がけてください。まずはメーカー公式の適合表で、あなたの車に合うディスプレイオーディオテレビキットを探してみてください。
